保湿成分「ヒアルロン酸」
様々な美容成分を紹介していきたいと思います🎀
今日は人気者の「ヒアルロン酸」について💗
抜群の保水力ととろんとした触感が特徴的
ヒアルロン酸は、たった1gで2~6L(最大6000倍!)の水分を抱え込むことができる保湿成分です。
もともと人の肌の真皮を中心に存在し、水分をたっぷり含んでクッションのような働きをしています。
ヒアルロン酸の量が減るとハリや弾力が低下することが分かっています。
ヒアルロン酸は多糖類からできていて、肌につけると、肌の角層にとどまり、たくさんの水分と結びついて抱え込み、膨らみます。一方、同じ真皮に存在する成分でも、コラーゲンはタンパク質でできているため、包み込む水の量が少なく、あまり膨らみません。その結果、肌の水分量が高まり、乾燥を防ぎます。また、0.01%程度のごくわずかな量でも、とろっとしたテクスチャー(質感)が加わります。このため、使い心地を調整するのにも貢献しています。
化粧品に配合されるヒアルロン酸自体は粉状です。化粧品に配合しやすいように1%水溶液が原料として販売されており、それをそのまま化粧品にし、原液とうたって販売しているものもあります。
ヒアルロン酸の種類と特徴
化粧品に配合されるヒアルロン酸は、ニワトリのトサカなどの動物から得られる天然のものと、微生物を使った発酵法(バイオ)で得られるものがあります。天然のものは貴重で高価なため、一般的な化粧品には発酵法のものが多く使われています。
また、分解してサイズを小さくしたり、特別な構造を結合させるなどして機能性を高めたりなど、さまざまな種類のヒアルロン酸がつくられています。化粧品にどのようなヒアルロン酸が配合されているかは、全成分表示に記載された表示名称を確認することで分かります!
ヒアルロン酸 5つのタイプ
・基本タイプ
いわゆるヒアルロン酸。グリセリンとの併用が効果的だがベトつき感が出てしまうことも。
【例:ヒアルロン酸Na】
・高保湿タイプ
少しだけ、油とのなじみやすさを付加することにより、水を取り込む力を高めている。
【例:アセチルヒアルロン酸Na(愛称:スーパーヒアルロン酸)、カルボキシメチルヒアルロン酸Na】
・吸着タイプ
イオンの力で肌に吸着し、洗っても流れにくい。
【例:ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルウムトリモニウム】
・修復タイプ
油とのなじみやすさを付加し、バリア機能にアプローチする。
【例:加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12-13)グリセリル】
・浸透タイプ
サイズを小さくしているので、角層の奥深くまで浸透する。
【例:加水分解ヒアルロン酸】
ヒアルロン酸は加齢とともに減少してしまうため、年齢を重ねると肌のハリや弾力が失われたり、関節が痛くなったりとさまざまな現象を引き起こします😥💔
サプリメントや化粧品、ヒアルロン酸注射などを活用する方法もあります🎀
「最近肌が乾燥する」「肌に弾力がなくなってきた」と悩んでいる人は、ぜひ積極的にヒアルロン酸を取り入れてみてください💗