スタッフブログ

抗シワ成分「レチノール」

抗シワ成分「レチノール(ビタミンA)」について🎀

最近、ネットや雑誌などでもよく目にする「レチノール」といった単語。

エイジングケアの分野でよく聞くような気がしますが、実際はどのような成分で、特徴があるのか解説します💗

 

シワや肌荒れなどのケアに多用される

ビタミンAの一種。熱、光、酸素にとても弱い成分なので、ほかの構造をつけて安定させたもの(誘導体)が多く使われています。表皮細胞を活性化することでターンオーバーを促し、肌荒れを改善する効果があり、傷の治療ニキビの治療目的で使われることもあります。また、表皮にあるヒアルロン酸の生成を促進し、さらに真皮にあるコラーゲンやエラスチンの生成を促進することでシワを改善します。この効果が認められ「シワ改善」の医薬部外品有効成分になっています。また、油性成分なので、美容液やクリームなどに配合されます。

 

レチノールの働き

☆皮脂分泌抑制…ニキビ・毛穴の開きを改善

☆表皮ヒアルロン酸増加…弾力・シワの改善

☆細胞増殖促進…肌荒れ改善

☆コラーゲン・エラスチンの生成促進…シワの改善

 

体内で不足するとさまざまな影響が出る

ビタミンAは、脂溶性ビタミンで、「粘膜と目のビタミン」と呼ばれ、粘膜や皮膚を丈夫にし、視力を調整します。不足すると、結膜炎や風邪にかかりやすくなったり、皮膚がカサついたりします。また、暗いところで物が見えにくくなる夜盲症にもなります。

食品では、うなぎ、レバー、卵に多く含まれています。緑黄色野菜にもβ-カロチンの状態で含まれており、これが体内でビタミンAに変わります(プロビタミンA)。ビタミンAは油溶性なので体内に蓄積されやすく、ビタミンAを多く含むサプリメントやレバーなどを大量に食べると過剰摂取により頭痛や吐き気などの副作用が起こることがあります。そのため、厚生労働省では、1日の摂取量の上限を、年齢ごとに定めています。

※β-カロチンとは…緑黄色野菜に含まれる橙色の色素成分。

 

 

レチノールの副作用はある?

レチノール配合化粧品の使い始めは、 乾燥・赤み・かゆみ・ヒリヒリ感を感じることがあります。

このような症状は「レチノイド反応」と呼ばれるもので、皮膚がポロポロと剥がれたり、赤い炎症が出たりする方もいます。これは、レチノールを受け入れる体制が整っていないために、一時的に起こるものだと考えられています。レチノイド反応は、レチノールを使い続けるうちに、次第に消えていきます。

また、レチノールを使うと光の影響を受けやすくなるため、レチノール配合化粧品を使っている時は必ず、紫外線対策をするようにしましょう!

 

 

レチノールの効果はお分かりいただけましたか😊

シワ改善効果がある一方、副作用がでる方もいるので、様子をみながら正しく使いましょう🌟