エイジングケア成分
今日はエイジングケア成分「再生」「抗酸化」「抗糖化」について💡
「再生グループ」の働き
文字通り、細胞を「再生」させるケア方法。美容の分野ではすでに実用化され、細胞を再生、あるいは成長させることによって、肌のハリ・弾力などを改善する成分などが普及しつつある。
老化の原因となるターンオーバーの乱れを正常に整えたり、線維芽細胞に働きかけて真皮の構成成分をつくる能力を高めたりすることで、古くなったり変性してしまった真皮構成成分の入れ替わりを促すことが期待できます。
ターンオーバーを整える
表皮の細胞は基底層で生まれ、最終的に角層でアカとなって剥がれ落ちるまで約28日かかります。これを「表皮のターンオーバー」と呼びます。ターンオーバーは加齢で遅くなり、乾燥ジワの原因となるため、ターンオーバーを促進する再生効果のある成分が重要となります。
老化が進むと…
真皮にあるヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンは、線維芽細胞という細胞によってつくられます。ヒアルロン酸は代謝が早く、約2日間で新しいものと入れ替わると言われています。一方、コラーゲンやエラスチンの代謝はとても遅く、紫外線などでダメージを受けるとなかなか新しいものと入れ替わることができず、蓄積されてシワなどの原因となります。さらに加齢による代謝低下により、これら真皮の構成成分を作り出す力も衰えています。再生グループの成分は、この老化を抑える効果が期待できます♪
「抗酸化グループ」の働き
肌が酸化する原因は、喫煙や紫外線、ストレスによって、肌の表面や内部に活性酸素が増加すること。酸化ダメージは、シミやシワといったトラブルを引き起こします。
肌表面には、皮脂由来、化粧品由来などのさまざまな油分が存在しています。紫外線やPM2.5などの汚染物質、過度なストレスなどの影響で発生した活性酸素が油分を酸化し、肌トラブルの原因となります。抗酸化成分は、この活性酸素の発生を抑え、さまざまな肌トラブルを防ぐことが期待できます!
活性酸素により油分が酸化されて過酸化脂質などに変化すると、毛穴の開きやニキビの原因になったり、肌に炎症を生じてコラーゲンを分解し、シワの原因となったり、肌トラブルの原因となります。また、過酸化脂質は肌内部へ悪い影響(細胞を壊すなど)を与え、肌荒れや乾燥の原因となります。
「抗糖化グループ」の働き
食事などで過剰に摂取した糖が、長い時間をかけて肌のたんぱく質と結合することを糖化といい、最終的にAGEs(最終糖化産物)がつくられ、肌の黄ばみやくすみ、たるみを引き起こします。抗糖化はAGEsの生成を抑制する成分です。
成分例 | |
再生グループ | 幹細胞培養液、グロースファクターなど |
抗酸化グループ | ビタミンE誘導体、CoQ10、αリポ酸、フラーレン、アスタキサンチン、β-カロチン、白金ナノコロイドなど |
抗糖化グループ | 月桃葉、セイヨウオオバコ、マロニエ、ドクダミ、ウメ、レンゲソウなど |
昨日ご紹介した「抗シワ成分」と合わせてエイジングケア成分には4つの代表的な成分があります💡
各グループ、どのような働きがあるのかを知って対策をしていくと、より自分に合ったスキンケア方法が見つかると思います💛
まだまだ、空気が乾燥している時期ですが、こまめに保湿をし、シワを作らないようにしましょう!!