ニキビ予防やエイジングケアに!
みなさんは日頃からピーリングしていますか?
ピーリングとは?
ピーリングとは、古い角質を化学物質で剥がして肌の新陳代謝を促すスキンケア方法♪
角栓を取り除きニキビを予防したり、老化などで乱れたターンオーバーを促し、皮膚を蘇らせたりしてくれます。
化粧品のピーリングは、作用が弱いものです。古く硬くなった角質(角質肥厚)を取り除くもので、主に洗顔やポロポロとカスが出るピーリングジェルに用いられます。このカスはすべてが不要な角質ではなく、ジェルを転がしてその中のゲル化剤が固まる際に、一部の不要な角質が巻き取られる仕組みです。
ピーリング成分と効果
タイプ | 成分名 | 由来 | 分子の大きさ | ピーリング効果 |
---|---|---|---|---|
AHA |
グリコール酸 | サトウキビ・玉ねぎ |
小 ↓ 大 |
大 ↓ 小 |
乳酸 | サワーミルク・ヨーグルト | |||
リンゴ酸 | 青りんご | |||
酒石酸 | ブドウ・古いワイン | |||
クエン酸 | オレンジ・レモン | |||
BHA | サリチル酸 | 合成 | 中 | 大 |
・グリコール酸
ケミカルピーリングで使われる最も効果の高いAHA。ほかのピーリング剤が角層表面から溶かしていくのとは異なり、角層細胞同士の結合を弱め、古い角質を取り除きます。その際、肌が炎症し、細胞に刺激を与えることで新陳代謝をよくします。分子量が小さいため肌の内部まで入りやすく、コラーゲンやエラスチンの生成を促す効果もありますが、刺激になることもあります。白ニキビやニキビ跡によく効き、美白効果もあり!
・乳酸
AHAの中でもピーリング成分として用いられることが多いのが、グリコール酸と乳酸。分子量は小さいがグリコール酸よりは大きいため、肌表面に働きかけ作用は中程度。肌が弱いといわれている日本人には比較的合っているともいえますが、人によっては少しピリピリと感じることも。収れん剤やpH調整剤としても使用されています。
・リンゴ酸
乳酸よりも分子が大きめ。肌に優しく、マイルドなピーリング効果があるため、化粧品では幅広く使われ、石けん、シャンプー、化粧水、クリームにも配合されます。
・酒石酸(しゅせきさん)
AHAに分類されますが、ピーリングよりも収れん(引き締め)や肌の酸性保持、微生物の発育を止める効果を求めて配合されます。
・クエン酸
リンゴ酸よりもさらに分子量が大きい。作用が比較的穏やかなので微弱なピーリングとして毎日使えるアイテムに配合されることがあります。実際はピーリングよりもpH調整剤、収れん剤、酸化防止剤などに幅広く配合されることが多い。
ピーリングをする際に気を付けること
・過剰なピーリングは逆効果
角質は死んだ細胞の集まりです。神経も血管も通っていないので、痛みや炎症が起こることがありません。赤くなったりヒリヒリしたりする感じがあるなら、角質層の下の肌の生きた基底膜の細胞である「表皮角化細胞」や「色素細胞」、真皮にある「真皮線維芽細胞」まで傷ついている証拠。 ピーリングの本質は、洗顔では決して到達できないレベルまで古い角質と老廃物を除去し、肌細胞の刺激・肌細胞の再生を行うこと。ピーリングは「古い角質と老廃物を除去する美容法」だということを覚えておいてください!
・傷や肌荒れがあるときにはピーリングは刺激が強すぎる
市販されている化粧品は、基本的に「健康な状態の皮膚に使用すること」を前提として作られています。 ピーリング配合の石鹸はごくわずかな酸しか入っていないため、健康な状態の肌であれば使用しても問題は生じにくいです。しかしすでにダメージを受けている肌には、悪影響を及ぼす可能性があります。 また、医療機関やエステサロンでピーリングを受ける前には、ご自宅でスクラブ洗顔をしたり、お顔剃りを行うなどの肌へのダメージになることは絶対に避けるようにしましょう!
・しっかりと保湿する
ピーリングによって角質が剝がされるため、バリア機能が低下します。保湿力の高い化粧水、乳液、クリームなどを使い、水分と油分をしっかりと補給して肌のうるおいを保ちましょう!セラミドやヒアルロン酸、アミノ酸、コラーゲンなどの保湿成分を含んだスキンケアアイテムを使用するのがオススメです♪
ピーリングは、シミやニキビといった肌悩みやターンオーバー促進を目的とした美容法です。
さまざまな効果が期待できる一方、やり過ぎも良くないケア方法です。
効果と注意点を押さえたうえで、ピーリングを日々のスキンケアに取り入れてみてください💛💛