チョコレートは体に良い?
明日はバレンタインですね💗
お菓子を作る方、買う方、たくさんいるのではないでしょうか(*^^*)💗
そこで、明日のバレンタインにちなんでチョコレートについて🍫
高カカオチョコレートに多く含まれる「カカオポリフェノール」をはじめ、チョコレートのさまざまな成分について解説していきます🌟さらに、チョコレートは1日にどれくらい食べるとよいのか、また体に良い成分を効果的に摂る方法もご紹介します🌟
カカオポリフェノール
カカオポリフェノールは、チョコレートの色素や苦味、渋みなどの元です。カカオが光合成を行う際に自らを守るためにつくり出す成分で、ヒトの体内に入ると抗酸化物質として作用することがわかっています!
ストレス軽減に期待
ストレスを受けると、副腎という腎臓の上にあるホルモンを分泌する臓器から「コルチゾール」というストレスホルモンが急激に分泌されます。これは、ストレスから身を守ろうとして起こる現象なのですが、このストレスホルモンの分泌が続くと病気への抵抗力が下がると言われています。ある試験で、カカオ分75%の高カカオチョコレートを不安感の強い人に1日40g、2週間食べ続けてもらったところ、「コルチゾール」の排泄量が減少、ストレス関連のエネルギー代謝の改善が確認されたそうです。
アレルギー反応への期待
アレルギーは、体に接触したり侵入してくるウイルスやダニ、花粉などの異物から体を守る免疫が過剰に反応してしまい、鼻水やくしゃみなどの症状を引き起こす状態です。
アレルギーは
①原因物質(アレルゲン)に接すると特殊な抗体がつくられる
②アレルゲンに触れるとその抗体が反応することで炎症に関与する物質(ヒスタミン)が放出される
③好酸球という物質が症状を悪化させる という段階をたどります。
カカオポリフェノールは、それぞれのプロセスに作用する可能性があるとも言われています。
動脈硬化の対策に
動脈硬化とは、動脈の血管が硬くなったり内部が狭くなったりして血液が流れにくくなっている状態で、進行すると血管の重大な病気につながります。原因の一つが、血管内に溜まって酸化した悪玉(LDL)コレステロール。カカオポリフェノールが一定のレベルに保つように働くことが確認されています!また、血流を良くする可能性も示されています。
腸の働きを活発にする
日本人に不足気味な食物繊維は、チョコレートでも補えます。カカオには「リグニン」という食物繊維が含まれていて、大腸で便のカサを増やす材料に。そして大腸の働きを活発化させて、スムーズなお通じを促すのです。ちなみにミルクチョコレート25g(板チョコレートおよそ2分の1枚)では、約0.98gの食物繊維を摂ることができます!
摂取量が少ないと脳卒中のリスクが上昇
チョコレートの口溶けのよさは、カカオ豆に含まれる脂質「ココアバター」によるものです。脂質は、体にとって大切なエネルギー源ですが、摂り過ぎるとエネルギー摂取過剰となり、体脂肪を増やしてしまいます。なので、食べ過ぎには注意。ココアバターは飽和脂肪酸が多いのが特徴です。飽和脂肪酸は、一般的な植物由来の油脂にはほとんど含まれてなく、バターやラードなど動物由来の脂肪に多く含まれている脂肪酸です。脳卒中のリスクとなるといった体に良くない印象が持たれがちですが、日本人の場合は飽和脂肪酸の摂取量が少ないことで逆に脳卒中のリスクが高まっていることが最近わかってきています。
チョコレートの効果的な食べ方
・毎日、少しずつ食べる
チョコレートを代表する成分のカカオポリフェノールは、体内にとどめておくことができません。チョコレートを食べてから約2時間後に、血中のポリフェノール濃度はピークに達しますが、その後はどんどん排出されていき、24時間後にはほとんどなくなるので、毎日、数回にわけて食べることをおすすめします。
・チョコレートの摂取目安量
チョコレートは嗜好品なので摂取目安量は定められていませんが、厚生労働省や農林水産省の推奨する目安は1日200kcal以下とされています。ミルクチョコレートの場合、100g当たりのエネルギーは551kcalなので、板チョコレートなら半分(およそ25g・138kcal)程度を目安にすると◎ちなみにカカオポリフェノールが豊富な高カカオチョコレートなら、ミルクチョコレートよりも糖質が少なく、ポリフェノールも効率よく摂ることができます。
決して食べ過ぎはよくありませんが、とくに高カカオチョコレートには毎日摂る価値があると言えます✨
おいしいだけではなく、健康づくりにも一役買うチョコレート🍫
カカオポリフェノールをはじめとするチョコレートの成分の健康効果は、まだ研究段階でわかっていないことが多いのですが、毎日意識して適量を食べ続けることで効果を実感できるかもしれません!
チョコレートで健康習慣はじめてみてはいかがでしょうか(^^♪