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栄養素「ミネラル」の大切さ

今日は身体に欠かせない栄養素「ミネラル」について💡

 

 

ミネラルの効果は?なぜ不足するといけないのか?

ミネラルは、身体に欠かせない5大栄養素の1つであり、骨や歯の形成、血液の酸素運搬、神経や筋肉の働き、免疫力の向上などに重要な役割を果たします。不足すると、貧血、骨粗鬆症、免疫力低下、神経や筋肉の異常など様々な健康上の問題が起こり得ます。人間の体を構成する元素のうち酸素、炭素、水素、窒素を除いた、残りの4~5%がミネラルです。適切な量のミネラルを摂取することで、健康維持につながることが知られています💡

 

主要なミネラルの働き

 

カルシウム

骨や歯の構造を維持するために重要なミネラルであり、神経伝達や筋肉収縮にも関与している。不足すると骨密度が低下し、骨粗しょう症のリスクが高まる。
赤血球のヘモグロビンに含まれる成分であり、酸素を全身に運ぶ役割。鉄不足は貧血を引き起こし、疲れやすさや集中力の低下をもたらすことがある。
亜鉛 免疫機能の維持、細胞の修復、味覚の正常化。亜鉛が不足すると、味覚障害や免疫力低下、創傷治癒の遅延が生じる。
マグネシウム 体内で300以上の酵素反応に関わり、筋肉の収縮とリラックス、エネルギー産生に寄与する。マグネシウム不足は、筋肉の痙攣や不整脈、エネルギー不足を引き起こすことも。
ナトリウム 体内の水分バランスを調整し、神経の伝達や筋肉の正常な機能をサポート。ただし、過剰摂取は高血圧や心疾患のリスクを高める可能性がある。
カリウム ナトリウムとのバランスを取りながら、体内の浸透圧を調整し、筋肉や神経の正常な機能をサポート。カリウムが不足すると、筋力の低下や不整脈が生じることがある。
リン 骨や歯の構成要素としてカルシウムと共に働く。また、エネルギー代謝やDNA合成にも関与している。

 

 

 

 

ミネラルを豊富に含む食品

・カルシウム

牛乳や乳製品、豆腐、しらす、青菜類(ほうれん草や小松菜)。

ビタミンDと一緒に摂取することで、カルシウムの吸収が促進される。

 

・鉄

レバーや赤身の肉、魚介類、ほうれん草。

ビタミンCを含む食品と一緒に摂取すると、鉄の吸収が高まる。

 

・亜鉛

牡蠣や牛肉、ナッツ、種子類。

バランスの良い食事が亜鉛不足を防ぐ。

 

・マグネシウム

ナッツ、種子類、全粒穀物、緑の葉野菜。

加工食品を控え、自然な食品から摂取するのが理想的。

 

・ナトリウム

食塩、加工食品、漬物などに含まれている。

摂りすぎに注意し、適度な量を保つことが大切。

 

・カリウム

バナナやジャガイモ、ほうれん草などの野菜、果物、豆類。

ナトリウムとのバランスを考えて摂取しましょう!

 

 

ミネラルを効率よく摂取するポイント

1. 食品の組み合わせを工夫する

・鉄 + ビタミンC

鉄は吸収率が低いため、ビタミンCを含む食品(例: レモン、オレンジ、ピーマン)と一緒に摂ると、鉄の吸収が促進されます。

・カルシウム + ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため、日光浴やビタミンDを含む食品(例: 魚類、きのこ類)と一緒に摂るのが効果的です。

 

2. 加工食品を避ける

加工食品には、ミネラルが失われている場合が多く、塩分や添加物が多く含まれていることがあります。可能な限り、自然に近い形の食品を選ぶようにしましょう!

 

3. サプリメントの適切な利用

食事から十分なミネラルが摂れない場合は、サプリメントを補助的に利用することも考慮できます。ただし、サプリメントは過剰摂取のリスクがあるため、適量を守ることが重要です。医師や栄養士と相談して、必要なミネラルだけを補うようにしましょう。

 

4. 吸収を阻害する食品を避ける

・鉄の吸収阻害

コーヒーや紅茶に含まれるタンニンや、カルシウムを多く含む食品(例: 牛乳)は、鉄の吸収を阻害する。

・カルシウムの吸収阻害

過剰な塩分やカフェインはカルシウムの吸収を妨げる可能性がある。

 

5. 調理法を工夫する

・野菜は蒸すか炒める

野菜に含まれるミネラルは水に溶けやすいため、茹でるよりも蒸すか炒める方がミネラルの損失を抑えることができます。

・煮汁を活用する

スープや煮物の汁には、野菜から溶け出したミネラルが多く含まれているため、煮汁も一緒に食べるようにしましょう。